縮み・弛み・ビク


 非常に恥ずかしいですが、自戒のために紹介します。

 下の3つの動画とも的中し、自分の中では「まあまあ、いけたんじゃないかな?」と思わせる射だったのですが、後で確認すると、何とも「びみょー」な射であったことにびっくり。引く矢束・引かぬ矢束は出来ていなくても、最悪止まってる程度と思いきや、はっきりと縮んでいます。「駄目だこりゃ」と実感させられました。もたれを経験したときから、縮む癖があると指摘されていましたが、もたれから脱却した今でも、この程度の弓しか引けていないことにがっかり。早気・もたれ・縮み・弛みの根本が同じ所から来ているのだと、改めて確認させられました。肩から縮んでいますので、左腕がぐらぐらになり切り下げが厳しい所です(弓手は弛み、馬手は解けて修正しているし・・・)。
 自分の癖と言いますか、知らず知らずの内に、弓を握る左手先ばかりに注意の中心を持っていく傾向がありました。従って、馬手や馬手肘、肩の縮みに非常に鈍感となっております。「矢筋に伸合い、矢筋に離す。」これを行うにはどうすればよいかを、基本に立ち返り、体に覚え込ます様に稽古に臨んでいます。ビクを多発し、たまには暴発しながらも、恥をかなぐり捨てて頑張るしかありません。

 尚、当方の「射」は、あくまでも自己の責任で行っています。日置の弓とも言えませんし、私の所属している那賀支部にも関係なく、弓を教えて頂いた先生にも責任はありません。色々考えて頑張っているのですが、これが現在ありのままの姿です。

2005/11 週3回程度の稽古量。(弓力23s・4寸伸び)
●(参考動画)そこそこ矢数が掛かっていた頃。
・詰合い後、矢筋の伸びが止まり、縮み始めて発射。
・離れ時に両肩甲骨が浮いてしまい、弓手が大きく下がる原因になる。
・手の内が弛み、弓の下部が大きく的方向へ出てしまっている。
・馬手が捻り切れておらず、解けかけて残心で修正。
2007/03 週1回程度の稽古量。(弓力20s・4寸伸び)
●両肩の縮みが顕著な例
●馬手の縮みが顕著な例
・2005/11の動画では、矢数がそこそこ掛かっているので「癖」を少々誤魔化せていますが、結局最近の射と同じ問題点を指摘することが出来ます。家庭の事情で稽古量が減り、その問題が顕明した事でやっと気付かされ、2005/11から現在まで、問題の先送りをしていた事をつくづく実感させられました。

◎解決法は?
 稲垣源四郎先生の著書「絵説 弓道」では、「引く矢束」の実践とありますが、非常に当たり前の話で、初心を忘れていた証拠です。また、馬手手首の弛みは、「捻りを忘れた射手に多い」とありましたが、現在の私にそのまま当てはまります。
 浦上栄先生の著書では、馬手の力中心を下膊に置くべきとあります。手先は矢の延長線上に引き、肘先は後ろ斜め下に廻し、手先「2」・肘先「1」の割合にすることで実践出来ると記されています。高校時代からの先生からも、同じ事を幾度も教えて頂いたのですが、結局中途半端にしていた事に気付かされました。反省・・・。

 当面は矢が的の前に飛ぶことを恐れず、見える伸合いを実行する。弓手や馬手の細かい技術も絡んでくると思われますが、取り敢えず「引く矢束」の実践から光が差してきそうな予感がします。これもまた、ごく当たり前の話・・・。
 また、「弓力を落として稽古すれば?」と、思われる方がいらっしゃると思いますが、現在のような弓力の弓を使い始めるきっかけがあったのでした。それはまたお話ししたいと思います。
平成19年3月27日

(追記:平成22年6月8日)
 ビク解決への方針記事書いてから数年経っていますが未だにビクってます。伸びが止まって縮みが出始めて、離れを意識したとたんにビクッ!この動画はまだましなほうなビクです。酷い時はビクって矢が落ちて失です・・・。

 ビクを根治しようと思っているのですが、何とかビクの苦しい時期を乗り越えるとそこそこ調子の良い時期が訪れまして、ビクが体に潜んでいることをついつい忘れてしまいます。そして、調子の良い時期が終わる頃にビクが再発して・・・。この繰り返しですね。

 調子の良い時などと言っても平均7割くらいの的中率です。非常に中途半端。ビクや縮み弛みの対策がちゃんと出来ていれば8割以上中る筈です。目先の中途半端な中りに目を眩まされているようでは、これ以上の技術の進歩は望めません。何としても、この嫌なループから脱出しなければ・・・。
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